京都国立博物館の国宝展で芸術の秋を満喫

京都国立博物館で開催中の国宝展に行って来ました。梅田で広告をみて行きたいと思ってたやつです。開催期間が短めでかつ展示内容が1期から4期までで変わるので、行けるタイミングで行こうと。

 

長男を幼稚園に送ったのが9時、そこから阪急と京都地下鉄とタクシーを乗り継いで京都国立博物館に着いたのは10時半。

 

チケットは前日にスマホで購入。当日券大人1500円でした。当日券といっても購入した当日以外にも使えるタイプです。混んでたらまたにするってこともできますが、平日だったのでそれほど混雑していませんでした。チケットを見せるところはスムーズ、建物に入ってから10分ほど待ちました。

 

2014年オープンの谷口吉生氏設計による平成知新館での展示。特徴的な水辺。

 

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展示は3階から見て1階に降りてくる感じですが、逆回りも可能なようでした。残念ながらI期の目玉ともいうべき雪舟ルームは一部展示入替がありましたが、雪舟の作品は3点ほど展示されていました。

 

一番混んでいたのは曜変天目茶碗です。ケース脇から見たい人は列に並ばなくてはならず、10分ほど並びました。遠巻きに見る分には並ばずに鑑賞可能ですが、器の内側は見えにくいかもしれません。鑑定団の影響が大きいのではないでしょうか。私もテレビ番組は見ていませんが、鑑定団がきっかけで知りました。

 

器自体はとても美しかったです。中国の器ですが現存するものはたったの3つ、その全てが日本にあり国宝となっている、誰がどのように作ったかも不明となんともミステリアスなところも人々が惹かれる所以かもしれません。

 

2階の格子からちらっと見える1階の仏像も印象的でした。1階に降りると間近に迫る仏像は設備の整った美術館のライティングも相まって感動です。あと気に入ったのは琉球の着物2点かな。綺麗な黄色の紅型染めの上品な派手さがあるものと、淡い黄色に数字の2や5のような模様の入ったシックなもの、どちらも美しかったです。

 

あと忘れてはいけないのは、平成知新館の建築。さすが美術館建築の第一人者とでもいうべき谷口吉生氏設計。吹き抜けから階下の展示物が少し見えるようになっていたり、階段の配置なども奇をてらっていないというか見て回りやすい工夫がされていたり、建築も楽しめました。

 

博物館を出たのは12時を少し回ったところ。着いてから1時間半と駆け足での鑑賞でしたが十分楽しめました。一点づつ漏らすことなく見ようとしたら、へとへとに疲れ果てたと思います。なので混んでるところはさっさと見るに留めて気になるものだけ見るスタイルにして正解でした。6ヶ月の赤ちゃん連れだったので、なおさら。ぐずることもなく感謝です。