レオニダスはお気に入りのチョコレート。但しお店の場違い感は半端ない。

レオニダスを初めて知ったのは、電車のなかでとてもお洒落な老紳士が紺の紙袋を持っていたのをたまたま見かけたからでした。その老紳士がお洒落だったからなのか、紙袋に描かれたロゴがカッコよかったからなのかはわかりませんが、興味をそそられました。

 

だからお店の場所をホームページで調べて期待に胸膨らませて訪ねた時の狐につままれた感はとてもよく覚えています。

 

お店はグランフロントでもデパートの地下でもなくドーチカにあります。ドーチカと言えば界隈のサラリーマンの胃袋をランチタイムやお仕事後に満たしてくれるお店が集まる地下街です。

 

近隣の大阪駅前ビル内のテナントは怪しいけども個人店が多いのに対し、ドーチカはチェーン店中心です。そのドーチカにベルギー王室御用達のチョコレートショップがあるのです。お隣はラーメン屋さんです。店内もとりたてて内装に凝った感じはありません。

 

チョコレートは僕のイメージするベルギーチョコそのもので、いろいろな種類があって一粒でもセットでも購入できます。

 

価格は十分高いのですが、デパ地下のチョコレートショップと比べると安いのかもしれません。

 

チョコレートが独創性に溢れるとか、貴重な素材が使われているとかは分かりませんが、6個入り1080円のアソートを買って、紺の小さな紙袋を手に家に帰る道中はなんだかとてもワクワクします。と同時に普段なら仕事終わりに緩めてしまいがちなネクタイを逆に締め直したくなります。

 

あのお洒落な老紳士のようにはいきませんが、ネクタイを緩めただらしがないサラリーマンが紺の紙袋を持って歩いていては、レオニダスに悪い気がしてしまうのです。

 

そんなことも含めてお気に入りのお店です。京都のレオニダスは下鴨にあってとてもおしゃれです。なんで大阪のお店があんなところにあるのか気になりますが、そんなところも含めてお気に入りです。